とちぎ和牛

とちぎ和牛(とちぎわぎゅう)は、肉専用種として血統の優れた黒毛和種の子牛を、指定生産農家が一頭一頭丹精を込めて育てた黒毛和牛で品質の格付が上位の限られたもの(格付等級Ａ・Ｂの４・５等級)のみに与えられるブランドです。1988年に栃木県産和牛のブランド化に取り組む中で「とちぎ和牛」と命名されました。全国規模の品評会で、最高位を何度も受賞する正に日本最高レベルの銘柄牛です。

とちぎ和牛のおいしさの秘密は長い肥育期間と飼料のこだわり、肥育環境づくりです。
栃木県内では約3万頭の和牛が飼養されており、そのうち「とちぎ和牛」として認められるのは、約1割程度です。
肥育期間に約30ヵ月という期間をかけ、肉の旨味、風味を凝縮しています。また飼料には、栃木のおいしいお米を餌に添加して、肉の食味や風味を向上させています。また腸内環境を整えるために稲わらも与えています。そしてストレスをかけずに、しっかり食べさせて、ゆっくりと休める環境づくりを心がけ、指定生産農家約200名が一頭一頭丹精こめて飼育しています。

とちぎ和牛は、肉質が柔らかく、味覚も優れた霜降り肉です。きれいなサシの入った霜降肉は、キメ細かく、ふわっと柔らかく、とろけるような旨みと甘みが広がり、全国規模の品評会で、度々日本一に輝くほどです。